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NIGHTMARE〜始りと出会い〜

[304]  黒猫  2006-07-15投稿
いつもの日常が、いつもと変わらない目覚めから始まった…はずだった。「おはよ…?」
光一は床の間のドアを開けると、そこには居るはずの母や父がいなかった。
(まだ寝ているのか?)
だが、親の寝室には誰もいない。家を探しても、どこにも誰もいなかった単なる冗談か、そう思った矢先だった。
パキ
台所の方から、変な音が聞こえた。
パキパキ
今度は二階から聞こえた。気のせいか、さっきの音よりも数が増えていた。
「誰かいるのか?」
二階に上がろうと、足を踏み出した瞬間、誰かに口を押さえられた。
「静かに…、気付かれる」押さえつけられたせいで、後ろを振り向けなかったが、声から少女だとわかった。
「君は、誰だ?」
声を細めて、聞くと少女は突然、銃を光一の前に突き出した。
「これ、持って」
「へ…?」
「ここに入って」
光一は訳もわからない内に物置に詰め込まれた。「いい?二度叩くから、それまで絶対にここ開けないのよ?」
そう言うと、ドアを閉めた。
それから一分も経たない内に、銃声が聞こえた。どうやら、さっきの少女が「なにか」と戦っているらしい、ただそれだけはわかった。
銃声は、十分程で鳴り止んだ。家の中は、静寂に包まれた。
光一は少し怯えながら、持たされた銃を握り締めた。
突然、ノブを掴む音が聞こえた。
「誰…だ?」
「私よ」
さっきの少女の声だった。光一は安堵の溜め息をつくと、ドアを開けた。だが、そこにば少女゙ではなぐ少女の形をしたなにがか立っていた。 「あぁ…あ、あ」
恐怖のあまり、光一は手に持っていた銃の引き金を引いてしまった。何度も何度も無我夢中で引いた。
家中に銃声が響き渡った。
「へぇ…。なかなかやるみたい。最初で゙仮蠡゙を倒すなんて…。これは堀だし物かも…」
少女は少し驚いた様子で、こちらを時折見ながらなにか呟いていた。
「なぁ、君…。ここは俺の家だよな?なんで、俺の家にこんなのが居るんだよ?」
光一は頭の中は破裂寸前だった。「仮蠡」と呼ばれる生物や、少女。そして、家族が消えたこと。聞きたいことはたくさんあった。
「あー、必要なことはまだ今度゙教えるから」
少女がそう言うと、光一の額を指で弾いた。すると突然、目の前が暗くなった。
そして、気が付けばそこはいつもの自分の部屋だった…。

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