携帯小説!(PC版)

またね。

[330]  奈緒  2009-05-16投稿

゙生まれ変わってもお前とおったらええなぁ‥゙


亮が病室で呟いた言葉
今でも覚えているよ。

亮がガンになったって聞いた時、
亮のお母さんは泣き崩れて、
お父さんはずっと唇噛み締めてたよ。

あたしはその後ろで、
ただ立っていることしか
出来なかった。


゙亮が危ない゙

電話をくれた亮のお母さんの声は
震えていたんだよ。


゙亮っ‥゙

゙奈緒‥なんで来たん‥゙

゙来るに決まってるやろッ!゙


皆泣いてたのは、亮がいなくなっちゃうって分かってたのかもしれない。


゙俺さ‥奈緒がおってくれたやからここまで生きてこられたんや思ってる゙


あたしは泣いていて、ただ亮の手を繋いでいただけだった。


゙だけどな、行かなあかんねん゙


゙‥奈緒、愛してる゙


亮は高3の夏、皆に見送られて静かに息をひきとった。


ねぇ亮。

あたし、亮とおって
ほんとによかった。

ありがとう。

また会おうね。


愛してるよ。


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