Dear Love (2)
■1.幸せ
「なーおー!!」
紗季姉が手を振った。
あたしも、紗季姉に向かってブンブン手を振った。
幸せだった。
あたしは、愛されていると
心から感じていた。
まさか、この幸せが
なくなるなんて
誰もが予想してなかったよ。
神様は、
知っていたのですか?
「奈緒、もうすぐ誕生日よね!」
お母さんがニコニコしながら、あたしの髪を撫でた。
「うん、15才だね〜(笑)」
「そうね。もう15年も生きてきたのね‥」
しみじみ語るお母さんは、窓の外をずっと見ていた。
「あはは(笑)いきなり語るの?」
「奈緒が生まれた時、紗季が泣いてたのよ。まだ紗季は2才だったのにねぇ」
「ふぅーん。何だろね」
「きっと嬉しかったのよ。」
「へぇ〜‥」
きっと、幸せが続いていくと思っていた。
だって、予想なんて出来ないよ。
「紗季姉、お父さんは?」
「あーなんか仕事?」
「忙しいのかなぁ‥」
「奈緒の誕生日ん時には帰ってくるよ」
「うん‥」
お父さんは、仕事をしていなかった。
お母さんとは違う女の人と、遊んでいたんだ。
「なーおー!!」
紗季姉が手を振った。
あたしも、紗季姉に向かってブンブン手を振った。
幸せだった。
あたしは、愛されていると
心から感じていた。
まさか、この幸せが
なくなるなんて
誰もが予想してなかったよ。
神様は、
知っていたのですか?
「奈緒、もうすぐ誕生日よね!」
お母さんがニコニコしながら、あたしの髪を撫でた。
「うん、15才だね〜(笑)」
「そうね。もう15年も生きてきたのね‥」
しみじみ語るお母さんは、窓の外をずっと見ていた。
「あはは(笑)いきなり語るの?」
「奈緒が生まれた時、紗季が泣いてたのよ。まだ紗季は2才だったのにねぇ」
「ふぅーん。何だろね」
「きっと嬉しかったのよ。」
「へぇ〜‥」
きっと、幸せが続いていくと思っていた。
だって、予想なんて出来ないよ。
「紗季姉、お父さんは?」
「あーなんか仕事?」
「忙しいのかなぁ‥」
「奈緒の誕生日ん時には帰ってくるよ」
「うん‥」
お父さんは、仕事をしていなかった。
お母さんとは違う女の人と、遊んでいたんだ。
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