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制服時代??

[186]  なぉ  2009-05-18投稿
1学期の終業式はもう蒸し暑い季節で確実に夏の訪れを表していた。

「お疲れ様でした、副委員長サマ」

「どう致しまして♪なんて」

みんなが帰り、誰もいなくなった教室で桜がふとそんな事を言ってくれた。

「なんか」

あっという間だったな…
思い出深いのに…

「しみじみ?」

愛くるしくからかい気味な桜は少し意地悪だ。

「そんなことないよ」

でもきっと…言葉に出来ない気持ちの分まで桜はわかってくれている気がした。

「そうだよ〜卒業じゃないんだしね」

わかっている…
そうなんだけど…
このままでいいのか…

私が黙って思いつめた顔をしていると桜は優しく

「男の子ってずるいよね」

なんて唐突な事を言い出した。

「何考えてるのかわかんないし…急に大人になるじゃない?」

桜にしてはちょっと珍しい感じ…

「桜は子どもだからわかんないよ」

「樋口君のこと?」

「ううん…樋口君は桜に合わせてくれてる感じ」

教室はせみのこえと時計の針の音しか聞こえない。

「それに桜ね、久遠ことそんなに嫌いじゃなくなったの。樋口君が教えてくれる久遠は不器用でいい奴だから」

桜から久遠の話がでるとは思わなかった。

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