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ホストが愛した唯一の女2

[256]  2009-05-19投稿
オレは焦った。

住んでる地域はわかっても住所はわからん。

オレはその日からストーカーのように彼女が住んでる地域を探し回った。

でもどんだけ探しても見つからんかった。
なんで急におらんなったんか理由が聞きたかった…


そんな事をしているうちに店ではナンバーは愚かついには新人クラスまで落ちてしまい居場所がなくなった。

そして一年半が立った。

その頃オレも他の店に移りたいして売り上げも上がらんけどそれなりに頑張ってた。


そして彼女の事もほぼ忘れかけてた時の事やった。

仕事が終わって帰宅途中10時くらいやったかな…

偶然にも彼女をみつけた。

彼女が前から歩いてくる…


でも彼女はベビーカーを押してた。

隣には優しそうな少し年上の旦那さん。


すれ違いざま彼女はあの頃と同じ笑顔でニコッっと微笑んだ。


オレはその笑顔をみて涙がでた。
ただ…元気そうでよかった…
それだけでよかった。


最近になって気付いた事やけど彼女がドンペリおろしてくれた日…


付き合って一年目の記念日やった。


オレはそんな大事な事も気付かんとただ売り上げの事しか考えてへんかった。

最低の人間やなって思った…

オレみたいな奴がNo.1になれたんは正直少ない金額ながらでも毎日毎日おまえが来てくれてたからやったんやってやっと気付いた。

振られて当然や。

でもおまえが最後にくれたプレゼント…No.1…

ほんまにありがとう。

オレは夜の住人。
おまえが教えてくれた事絶対忘れへん。

これからもホストとして生きていく!


いつか本間のNo.1になれる日まで!

友香…本間に幸せになってくれ!




終わり


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