携帯小説!(PC版)

[229]  かれかの  2009-05-19投稿
昔、同じ塾に通っていた家が近所の彼といつも一緒に帰宅していた。
その彼が私の好きな人。

彼は私の気持ちを知らないんだけど…。
バレナイように、いつも普通の会話をして帰宅したよね。
学校もクラスも同じだったから会話が切れなくて…いつも帰宅時間が遅くなって親に怒られてた。

そんな毎日。
貴方の家が先で、少し進むと私の家があった。
貴方と別れてから、私は空を見ながら、ゆっくりと帰宅する。

いつも嬉しい気持ちを輝かせてくれる月。
大きくて美しくて…。
その月に向かって漕ぐ自転車はとても心地良かった。

今でも空を見上げて月を見ると、あの頃の恋心を思い出す。
私の大切な記憶…。

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