さよならなんて、
あんたがふと吐いた弱音。
゙俺、死んじゃうんかな゙
その言葉にただ、俯くことしか出来なかったよ。
慰めても、多分あんたはいい思いしないと思ったから。
あたしね、今までこんなに不安になったことも悲しくなることもなかったよ。
誰かが死んじゃうことが悲しいことなんて分かってたけど、分かってて悲しくなるなんて知らなかったよ。
死なないでよ。
いなくなっちゃ嫌だよ。
あたしの大好きなあんたの笑顔が、もう見れなくなったらやだ。
多分、あんたがいなくなったらあたし笑顔失っちゃうかもね。
さよならなんて言いたくないから、もうそんな悲しいこと言わないで。
死へのカウントダウンなんかじゃないんだよ。
あんたはあんたらしく生きててね。
いつかそん時がきたって、゙さよなら゙なんて言わないからね。
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