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汚染 130

[125]  ふく  2009-05-20投稿
久し振りに指輪をはめた
その瞬間は痛い程貴方を感じる

職場に着いてもわざと指輪は外さなかった
誰かに見せびらかしたかった訳ではない
貴方に気付いてもらう為

少し違和感はあった
パソコンを打つ指には輝く物
いつもはしなかった物が目に着く事
でもその度に何となく嬉しさはあった
貴方はこの指に気付いているだろうか

多分貴方は本当に嬉しかったのだろう
絶対に職場では着けなかった指輪が私の指に着けられている
いつそれに気付いたかは分からない
でも貴方はちゃんと見ていた
もしかしたら毎日私の手を見ていたのかもしれない

『指輪しててくれてありがとう、嬉しかった』
そのメールは昼休みに入った
自然と体に熱を帯びた
何だか恥ずかしくなった
『いつもしてて』
その言葉に素直に貴方を愛おしく想える
私の体の一部にある物
例え小さな物でも大きな存在になる
それは貴方の想いを受け止めるという事

これからは毎日着けると決めた
貴方が私の行動に喜んでくれた事
私にとっては些細な行動だったけど
きっと貴方にとっては大きな喜びだった
また明日
私の手に光る物を貴方が見付けたら
貴方はまた笑ってくれる
貴方に小さな幸せをあげられた気がして嬉しかった

だってそれが私の一番の喜びでもあるから

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