君からの手紙〜21〜
「荒木君。ちょっと事務所に来てくれないか」
店長からの内線電話で呼び出された勇一が、事務所に行くと、店長の傍らに一人の女性が立っていた。
「ああ、荒木君、今日から入った夕樹さんだ。こういった仕事は初めてらしいから、丁寧に教えてやってくれ」
「わかりました。荒木と言います。よろしくお願いします。一緒に頑張りましょう」
「はい、よろしくお願いします」
後を任された勇一は、その女性に聞いてみた。
「さっき、こういった仕事は、初めてと、おっしゃってましたけど、仕事は何かされてました?」
「いえ、特に。家事手伝いくらいですね」
「そうですか。この仕事は接客とか、品出しとか、いろいろ大変ですけど、頑張りましょう」
「はい…頑張ります」
その女性、夕樹幸子は、少し不安げな顔をしていた。
ちょうどそこに、次の仕事の詳細を聞きに、佐野と石田が入ってきた。
「ああ、ちょうどよかった。今日から入った夕樹さんです。こちらはうちの部門のパートさんの佐野さんと石田さんです」
3人は、お互いに挨拶した。
勇一は、次の仕事を書いた紙をそれぞれに渡して、教育係を頼んだ。
3人が去ったあと、勇一は幸子の雰囲気に懐かしさを感じていた。
どこか由美の面影に似ていた。
「似てるなあ…」と思わずつぶやいたが、所詮は他人である。
そういえば、今日は嶋野と2度目の対面である。
いろいろと聞きたいこともある。
その前に、由美の手紙の2通目も読んでおこう。
少し考え込んでいろと、正が声を掛けた。
「彼女、なかなかいいなあ〜」
「わあ!いきなり感想言うなよ。なんのことだよ!」
「いやいや、君のところに入った、新しいパートさん。独身だろ?いや〜タイプだよ」
「お前〜そうゆう情報、どうやって手に入れるの?」
少し呆れ気味に、正に聞いたのだが、「さっき、佐野さんと会話してるのを、盗み聞きでね」と話したとたん、いきなり佐野が正の頭をはたいた。
「あたっ!」
「あんたね〜そんな暇あるんだったら、その分自分の部門のパートさんに愛情注ぎなさいよね!」
「だって〜みんな結婚してるし、お年を召してるし〜」
「いいから、早く行きなさいよ」
「はーい」
正はしぶしぶ去ったが、勇一は、そんな2人を、お似合いと思った。
店長からの内線電話で呼び出された勇一が、事務所に行くと、店長の傍らに一人の女性が立っていた。
「ああ、荒木君、今日から入った夕樹さんだ。こういった仕事は初めてらしいから、丁寧に教えてやってくれ」
「わかりました。荒木と言います。よろしくお願いします。一緒に頑張りましょう」
「はい、よろしくお願いします」
後を任された勇一は、その女性に聞いてみた。
「さっき、こういった仕事は、初めてと、おっしゃってましたけど、仕事は何かされてました?」
「いえ、特に。家事手伝いくらいですね」
「そうですか。この仕事は接客とか、品出しとか、いろいろ大変ですけど、頑張りましょう」
「はい…頑張ります」
その女性、夕樹幸子は、少し不安げな顔をしていた。
ちょうどそこに、次の仕事の詳細を聞きに、佐野と石田が入ってきた。
「ああ、ちょうどよかった。今日から入った夕樹さんです。こちらはうちの部門のパートさんの佐野さんと石田さんです」
3人は、お互いに挨拶した。
勇一は、次の仕事を書いた紙をそれぞれに渡して、教育係を頼んだ。
3人が去ったあと、勇一は幸子の雰囲気に懐かしさを感じていた。
どこか由美の面影に似ていた。
「似てるなあ…」と思わずつぶやいたが、所詮は他人である。
そういえば、今日は嶋野と2度目の対面である。
いろいろと聞きたいこともある。
その前に、由美の手紙の2通目も読んでおこう。
少し考え込んでいろと、正が声を掛けた。
「彼女、なかなかいいなあ〜」
「わあ!いきなり感想言うなよ。なんのことだよ!」
「いやいや、君のところに入った、新しいパートさん。独身だろ?いや〜タイプだよ」
「お前〜そうゆう情報、どうやって手に入れるの?」
少し呆れ気味に、正に聞いたのだが、「さっき、佐野さんと会話してるのを、盗み聞きでね」と話したとたん、いきなり佐野が正の頭をはたいた。
「あたっ!」
「あんたね〜そんな暇あるんだったら、その分自分の部門のパートさんに愛情注ぎなさいよね!」
「だって〜みんな結婚してるし、お年を召してるし〜」
「いいから、早く行きなさいよ」
「はーい」
正はしぶしぶ去ったが、勇一は、そんな2人を、お似合いと思った。
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