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ボーイズ☆ラブ 4

[487]  戒音  2009-05-25投稿
「ちょっと待って!僕にはそんな趣味は・・!」
言うなり、その唇が塞がれる。
時雨にとっては、それがファーストキスだった。
バスローブを器用に花音が剥がしてしまうと、十六歳の若々しい身体が晒される。
時雨は恥ずかしさのあまり、顔を背ける。
花音の指先が、繊細な部分に触れた瞬間、知らずの間に時雨は喘いでいた。
花音の身体は凄く熱い。
彼も欲情しているのだと知った時、時雨の支配欲が理性を上回った。
花音を押し倒すと、彼の小さな突起に舌を馳せた。
感度がいい花音は、ビクンと体を震わせると、吐息を漏らした。
紅潮する頬。薄く開いた唇。全てが色っぽくて、時雨は戸惑う。
男、それも年上の相手を前に、一つになりたいだなんて。
恍惚にいた花音が、油断をついて突然時雨の身体を押し倒した。
まさかと思った予感は当たった。
「ごめん。我慢もうできない」
切迫詰まった声でそう言うなり、花音の膝が時雨の足を割った。
時雨が焦る。
「ちょっと待ったッ!僕初体験だから」
「なら、私色に染められる」
「んっ・・!」
痛みは無かったが、花音は更に深く身体を沈めた。
身体が花音に征服されていく。
抵抗する気も起きない。
突き上げる度に、経験した事も無いような快感が押し寄せて来る。
「嫌っ!そこは」
「ここがいいの?」
時雨は泣きそうになった。
もう我慢出来ない。
その時だった。動きがいっそう早くなる。花音も、もう近いのだ。
花音が一際深く穿った時だった。
強く抱き合った。
同時に果てた二人は、しばらくそのままでいた。
それが、花音との最初の出会いだった。

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