俺とお前の三日間 1st day
朝、全くやる気が出ない。
昨日の出来事は夢ではなく、俺の服に付いていた死神の羽根がそれを物語っていた。
俺は会社に辞表を出して、家でゴロゴロしている。
明後日には死ぬかもしれない、そんな中で仕事なんか出来るものか。
…しかし、暇には勝てない。
俺は今、路地裏にいる。
昨日の場所だ。
これは日課のようなもので、一日一回は来るようにしている。
今日もここは面白みのない場所―――\r
「ニャー」
―――のはずだった。
…声のした方へ振り向くとそこには段ボールに入った黒猫が。
俺と同じだ。そう思った。
死を待つ姿が、孤独に捕われている姿が、俺と重なった。
俺は明後日死ぬ。こいつもここにいればいつか死ぬ。
ならば、と俺は猫の頭を撫でてやり、抱き抱えて帰宅した。
空は、月が綺麗に映える、漆黒の空だった。
昨日の出来事は夢ではなく、俺の服に付いていた死神の羽根がそれを物語っていた。
俺は会社に辞表を出して、家でゴロゴロしている。
明後日には死ぬかもしれない、そんな中で仕事なんか出来るものか。
…しかし、暇には勝てない。
俺は今、路地裏にいる。
昨日の場所だ。
これは日課のようなもので、一日一回は来るようにしている。
今日もここは面白みのない場所―――\r
「ニャー」
―――のはずだった。
…声のした方へ振り向くとそこには段ボールに入った黒猫が。
俺と同じだ。そう思った。
死を待つ姿が、孤独に捕われている姿が、俺と重なった。
俺は明後日死ぬ。こいつもここにいればいつか死ぬ。
ならば、と俺は猫の頭を撫でてやり、抱き抱えて帰宅した。
空は、月が綺麗に映える、漆黒の空だった。
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