私（リコ）と彼（まさと）は約束をした。
「近い未来に、家族になろう・・と。」

5年後私と彼は結婚をし、子供も一人授かり幸せな毎日を過ごしていた。

彼は仕事をがんばり、私は家事に育児に追われる毎日の中でも小さな幸せなを感じながら、生活をしていた。

ある日の休日ドライブの帰り道・・・。

「キキィー・・・！」

気付いたら、病院のベットの上に居た。

私「私はどうしたの？」

彼「おおーやっと気付いたか。」

私「まさと？」

彼「事故にあったんだよ。」
私「・・・一樹は？」

一樹とは、私と彼の間に生まれた一人息子。

彼「一樹も無事だ。」

私は、胸を撫で下ろした。ただ一つ気になるとしたら、彼がいつもと違いソワソワしてる所だけだった。

私「なんで、そんなにソワソワしてるの？

彼「そんな事ないよ。一緒に一樹の所に行こう」

一樹はベットの上で、寝ていた。見る限りでは掠りキズだけだった。

私「よかったね。みんな無事で。」

彼「う・うん。」

私「ん？」

彼「さぁ。今日はもぉー休もう。明日には退院だ」
私「そうね。」

私はベットに横になり、事故の事を考えた。
けど、全然思い出せない。胸に彼への不安と家族が無事だった安心感で一杯になり、疲れのせいかいつの間にか寝ていた。

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