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3パーセントの愛(4)

[119]  麻弥  2009-05-30投稿


「男って単純なんだよ。」

ワタシから見れば単純=正直で周りが言うほど悪いことでもないと思う。



ただ口にするかしないかの差であって。


みんな考えてることは一緒なんだと思う。


だから特定の彼氏っていう存在はつくらない。

隣にいる男が『その辺にいる男』とおんなじ種族だと気付いたとき、サッサとさよならを言うのが嫌だから。


傷つくのも、傷つけられるのもイヤ。




でも男が嫌いなわけじゃない。
男友達ぐらいいる。





今年26歳になる竜司。

見た目はイイ歳して不良風だけど、中身はマジメで仕事熱心な男。



この男と出会った日は、ワタシにとって忘れられない日になった。




それはワタシがハタチのスタートラインを少し過ぎた成人式の帰りでのこと。




「遥香〜ほんとに送ってかなくて大丈夫?」


心配そうな笑みを浮かべてユミはエンジンを吹かした。

ユミはワタシのことならなんでも知ってる家族兼幼なじみ。


「大丈夫だ〜って!ちょっと歩いて酔い冷まさないと。」



いやね、ホントは大丈夫じゃない。

彼女には愛する男がいるらしいからね。
だから少し気をつかっただけ。



「それじゃまたねっ♪」



振り袖姿で大きなバイクにまたがる華奢な彼女を見た瞬間、なぜか心底いとおしく思えた。



ユミの姿が見えなくなるとワタシは彼女とは逆方向に歩き出した。


ユミと、まだ見たコトないユミの相棒と、3人で語りあかして飲みたいな〜なんて妄想しながら。


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