(仮)消えた男…陰の薄い恋…22-2
兵(ビョウ)「よし闘(トウ)!行くぜ!」
兵(ビョウ)は意識を集中した。途端、分離を始めた!兵(ビョウ)が何百体に、いや何千体に増えて行く!
それを闘(トウ)が拳で空に向かい殴りとばしていく。
闘(トウ)「オリャー!」
兵(ビョウ)は闘(トウ)の凄まじい力に乗りミサイルのように一方向へ向かい飛んで行く!
闘(トウ)の殴る早さが段々と早くなり連打し始めた!
闘(トウ)「オリャオリャオリャリャリャー!」
兵(ビョウ)は人間ミサイルとなって大量に飛んで行く!
兵(ビョウ)が飛んで行く方向には光があった。
臨(リン)達は草原の建物の中に入って行った。
しかし直ぐに立ち止まった!
目の前に女神と黒づくめの3人が立っていたからだ!
女神「お久しぶりね。お元気だったかしら。ウフフッ。」
臨(リン)「なんで?!なんで、ここに?!」
女神「あら?居たらマズイのかしら?本当に嫌〜ね〜。ウフフッ!」
陣(ジン)「そ、そんなバカな…ここに居る気配なんか全く無かったのに…」
女神「あら?陣(ジン)、能力が落ちたんじゃないの?ウフフッ!それより兵(ビョウ)と闘(トウ)は平気かしら?!他のメンバーが、こっちに来ていて大丈夫なのかしら?ウフフッ。」
臨(リン)「なに?!どう言う意味だ!」
その頃、兵(ビョウ)と闘(トウ)は謎の光と激戦中だった。
兵(ビョウ)の人間ミサイルは光の前で急に雨のように落下し始めた!
兵(ビョウ)の分身は地面に次々と叩き付けられて行く!
空から光が急激に近付き、中から姿を現わしたのは…安野 丈 だった!
何千体と分裂していた兵(ビョウ)は安野 丈 の圧倒的な力により能力が弱まり元の一体だけとなり、ついには地面に埋もれてしまっていた!
兵(ビョウ)は抜けだそうとしても全く抜け出せない。
物凄い安野 丈 の力に押しつけられているのだ!
その傍らへ安野 丈 が降り立った!
ニアッと笑った安野 丈 が左手を、ゆっくり兵(ビョウ)に翳した…瞬間!
兵(ビョウ)「グッアーッ!」
兵(ビョウ)は苦しみながら藻掻いて水分が一気に蒸発してミイラになり…そして砂へと変わり果てた…。
つづく
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