携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> 天駆ける時間42

天駆ける時間42

[297]  ユータ  2006-07-16投稿
舞い上がった土と瓦礫が晴れると声の主が現れた。
太陽を背に浴びて顔がよくみえないが…背中に見えるぎざぎざの大刀。ダボダボでびりびりのズボン…右肩から左腰に巻かれた黄色い布。
「誰だ!」「くっくっくっ…俺かい?」ひゅっと瓦礫を蹴るとカケルの数メートル前に舞い降りた。「俺の名は…微塵…霧(みじんきり)…またのなを…地獄への先導者…」
カケルはゆっくり若者を近くの壁にもたれさせた。
(なんだこいつ…なんか体がビリビリする…)
「くっくっくっ…今度はお前が相手かぁ?弱そうだなぁ…まぁ…せいぜいにげまわれよ」ゆっくり大刀を抜きはなつとカケルに向ける。
「くっ…今は俺しかできない!」腰の心剣を抜き放つ。「お、俺が相手だ!」

「ひゃははは」ビュンッと風を切りながら大刀がカケル目掛けて飛んでくる。
ぶつかるたびに金属音がなる。「くそっ」なんとかぎりぎりで大刀を剣で受け止める。
一旦間合いを離すと肩で息をする。「はぁ…はぁ…」「おうおう…まだ?終わりにすんなよな…しっかり楽しませてくれよな!」 いっきに間合いを詰めて、無防備なカケルの肩を切り付けた。「ぐあぁぁ」
「へへへ…さぁ…もっと苦しめ!」

感想

感想はありません。

「 ユータ 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス