天駆ける時間43
「はぁ…はぁ…うっ…はぁ」
すでにカケルの体は傷だらけだった。致命傷はないものの、肩や腕には切り傷があり、服を赤く染めている。「はぁ〜〜お前弱すぎだ…もうあきてきたし…」大刀を肩で担ぎながら、微塵はいった。
「いまさっきの餓鬼はくたばったみたいだなぁ…弱くて?涙ながして…邪魔なちびっこがいたから切り付けてやろうとしたら、馬鹿みたいに庇いやがってよぉ…まったくもって馬鹿の極みだな」げらげら笑いながら微塵は言った。
「あ〜ゆ〜馬鹿みてると…殺したくなるんだよ」
ぎりっと歯を食いしばりカケルは立ち上がった。
「お前弱くてつまんねぇから…いいや…お前も死ね!」頭目掛けて振り下ろされた大刀。
勝利を確信した微塵の顔が引き攣る。カケルの頭ぎりぎりで大刀がとまっている。カケルが剣で受け止めたのだ。
すでにカケルの体は傷だらけだった。致命傷はないものの、肩や腕には切り傷があり、服を赤く染めている。「はぁ〜〜お前弱すぎだ…もうあきてきたし…」大刀を肩で担ぎながら、微塵はいった。
「いまさっきの餓鬼はくたばったみたいだなぁ…弱くて?涙ながして…邪魔なちびっこがいたから切り付けてやろうとしたら、馬鹿みたいに庇いやがってよぉ…まったくもって馬鹿の極みだな」げらげら笑いながら微塵は言った。
「あ〜ゆ〜馬鹿みてると…殺したくなるんだよ」
ぎりっと歯を食いしばりカケルは立ち上がった。
「お前弱くてつまんねぇから…いいや…お前も死ね!」頭目掛けて振り下ろされた大刀。
勝利を確信した微塵の顔が引き攣る。カケルの頭ぎりぎりで大刀がとまっている。カケルが剣で受け止めたのだ。
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