keep your smile 13
その日、いつものように佳奈ととりとめのない話をしながら下校していた。
佳奈と昨日のテレビのお笑い芸人の話をしていたら、昼間の拓人の事も気が紛れた。
突然、佳奈が思い出したように言った。
「あ、そういえば、今日藤木君にお弁当作ってあげてたでしょ。藤木君なんか言ってた?」
気にしてたことを唐突に聞かれ、ちょっと動揺しながら答えた。
「あ、知ってたの?う〜ん、なんかメーワクだったのかな…って…」
「メーワク?!」
「これからまた作ってってもいいか聞いたら、迷惑だって…。嫌われちゃったみたい」
美優が寂しそうに言った。
「ふーん、ちょっと押し付けがましい感じもするけど…、そっかぁ…」
美優は佳奈に押し付けがましいと言われ、よかれと思ってした事が、おせっかいだったことに気付いた。
「美優、藤木君の事、よっぽど好きなんだね」
「小学校のころ、太陽みたいに明るくて、彼の存在にいつも励まされていたような気がして…。その頃の生きる希望みたいな感じだった。…なんて大袈裟かな…」
続けて美優が言った。
「でも、最近の拓人君、暗いっていうか、元気がないような気がする」
「じゃあ、今度は美優が拓人君の太陽になってあげればいいじゃん…」
美優は佳奈の言葉にハッとした…。
(あたしが拓人君の太陽に?!…)
美優は少し希望が湧いてきた気がした。
佳奈と昨日のテレビのお笑い芸人の話をしていたら、昼間の拓人の事も気が紛れた。
突然、佳奈が思い出したように言った。
「あ、そういえば、今日藤木君にお弁当作ってあげてたでしょ。藤木君なんか言ってた?」
気にしてたことを唐突に聞かれ、ちょっと動揺しながら答えた。
「あ、知ってたの?う〜ん、なんかメーワクだったのかな…って…」
「メーワク?!」
「これからまた作ってってもいいか聞いたら、迷惑だって…。嫌われちゃったみたい」
美優が寂しそうに言った。
「ふーん、ちょっと押し付けがましい感じもするけど…、そっかぁ…」
美優は佳奈に押し付けがましいと言われ、よかれと思ってした事が、おせっかいだったことに気付いた。
「美優、藤木君の事、よっぽど好きなんだね」
「小学校のころ、太陽みたいに明るくて、彼の存在にいつも励まされていたような気がして…。その頃の生きる希望みたいな感じだった。…なんて大袈裟かな…」
続けて美優が言った。
「でも、最近の拓人君、暗いっていうか、元気がないような気がする」
「じゃあ、今度は美優が拓人君の太陽になってあげればいいじゃん…」
美優は佳奈の言葉にハッとした…。
(あたしが拓人君の太陽に?!…)
美優は少し希望が湧いてきた気がした。
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