汚染 145
何だろう
この感覚
血の気が引く感じと血が上る感じ
どちらとも言える感覚
私は眠れない夜を過ごしたのに
朝目が覚めた時
たまらない絶望感に襲われたのに
朝ご飯だって喉を通らなかったのに
職場に向かう足が凄く重たかったのに
色々な思いで此処に来たのに
貴方は笑っていた
上司と話している声もいつもと変わらない
貴方の笑い声を聞いた途端
何故か額に汗が滲み出る
胸の奥から何かが湧き出る
指先に痺れが走る
その場にいる事さえも耐えられなくなりトイレへ駆け込んだ
鍵を閉めその場に座り込んだ
次に身体から出て来た物は一筋の涙だった
声を殺して泣いた
肩が震える
唇が震える
身体に力が入らない
貴方の笑う声が好きだったのに
貴方の笑う声が今は胸に痛い
私だけが辛かった
私だけが沢山泣いた
貴方の為に悩んだ事も決意した事も
結局は意味を成さなかったのか
こんな涙を何度か繰り返した
昼休みはただ一人で座っていた
何も受け付けない
途方に暮れて行くだけなのか
泣いた目は上手く開けられない
暫く迷ったあげく貴方にメールをする事にした
このままでは私の悲しみは消えない
自分の中にある熱い何かが怒りなのか何なのかそれが知りたかった
『話出来ますか?』と一言
返事は意外にも早かった
『もうすぐ戻るから屋上で待ってて』
一度だけ貴方と来た屋上
あの時はまだ少し肌寒かった
もうすっかり初夏の陽気
季節の移り変わりの早さが何だか寂しい
私の気持ちは何にも進んではいないのに
扉が開かれる音に振り返る
そこにいたのはいつも私が見ていた人
目が痛い
貴方の顔を見た途端涙が溢れた
この感覚
血の気が引く感じと血が上る感じ
どちらとも言える感覚
私は眠れない夜を過ごしたのに
朝目が覚めた時
たまらない絶望感に襲われたのに
朝ご飯だって喉を通らなかったのに
職場に向かう足が凄く重たかったのに
色々な思いで此処に来たのに
貴方は笑っていた
上司と話している声もいつもと変わらない
貴方の笑い声を聞いた途端
何故か額に汗が滲み出る
胸の奥から何かが湧き出る
指先に痺れが走る
その場にいる事さえも耐えられなくなりトイレへ駆け込んだ
鍵を閉めその場に座り込んだ
次に身体から出て来た物は一筋の涙だった
声を殺して泣いた
肩が震える
唇が震える
身体に力が入らない
貴方の笑う声が好きだったのに
貴方の笑う声が今は胸に痛い
私だけが辛かった
私だけが沢山泣いた
貴方の為に悩んだ事も決意した事も
結局は意味を成さなかったのか
こんな涙を何度か繰り返した
昼休みはただ一人で座っていた
何も受け付けない
途方に暮れて行くだけなのか
泣いた目は上手く開けられない
暫く迷ったあげく貴方にメールをする事にした
このままでは私の悲しみは消えない
自分の中にある熱い何かが怒りなのか何なのかそれが知りたかった
『話出来ますか?』と一言
返事は意外にも早かった
『もうすぐ戻るから屋上で待ってて』
一度だけ貴方と来た屋上
あの時はまだ少し肌寒かった
もうすっかり初夏の陽気
季節の移り変わりの早さが何だか寂しい
私の気持ちは何にも進んではいないのに
扉が開かれる音に振り返る
そこにいたのはいつも私が見ていた人
目が痛い
貴方の顔を見た途端涙が溢れた
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