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汚染 147

[155]  ふく  2009-06-01投稿
泣き疲れた
安心と貴方に別れを告げられなかった自分の決意の弱さ

指輪は返すつもりだった
貴方に渡すつもりでポケットに入れていた
『指輪は付けてて』
外された私の右手の薬指を撫でて寂しそうに言っていた

また付けられた指輪
今はこれで良かったと思うしかない
貴方が望んだ事ならば

帰り際に貴方がメールをくれた
『本当にごめんね、大好きだから』
ずっと好きでいて欲しいなんて我が儘は言わない
ただ貴方がまだ私の居場所を残してくれた事に安心した
『重荷になったら終わらせてくれていいから』
本当にそうして欲しい

『一緒にいてくれる限り一緒にいたい』
だったら私は永遠に一緒にいたい
人生最期の呼吸をするその時まで

『私は諦める事はできない、あなたしか見えない』と素直に伝えた
こういう時にしか言えない愛の言葉

まだ貴方といられるなら私はもっと貴方に伝えなければならない事が沢山ある
私達のタイムリミットは必ずやって来る
だから今のうちに一杯の愛をあげたい

許される訳はない
許して貰おうとは思わない
許されてはいけない
でも貫きたい想いがあるから貴方にだけは許されたい

私が流した涙を忘れないで
愛に溢れた涙を
貴方の為に
私の為に流した涙を
決して綺麗ではないけれど
二人の為に流した涙は真実で溢れている
貴方を想うが故に私は泣いた
辛かったからとか傷付いたからだけではない事を分かって
諦め切れずにそれでも貴方を愛したかったから

また何処かに連れて行って
貴方の迷惑にはならない様にちゃんと待ってる
だからご褒美を一つ欲しい

その時一つでもいい
少し空いた穴を埋める様にキスをして

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