本当に生きた日
どこまでも広がる雪原。
一面を真っ白な雪が覆っている。
その中に2組の足跡が延びている。足跡の先にいるのは制服姿の男女。
男は東治(18)女は幸恵(18)である。
2人は手を繋ぎ真っ直ぐ前を見ている。
どこまでも広がる雪原。
1.車通りのある夜道
暗闇の中、中年女性と東治が距離をとり歩いている。東治の手には買い物袋。
空から一粒の雫が東治の頬を霞める。
東治、空を見上げる。
空には月が浮かび上がっている。
2.幸恵の家
暗闇の部屋の中、幸恵が窓際に座っている。
手元には缶ビール。
幸恵、しばらく見つめ缶ビールの中身を窓の外に流す。
流れていくビール。月明かりに照らされて輝いている。
『本当に生きた日』
つづく
一面を真っ白な雪が覆っている。
その中に2組の足跡が延びている。足跡の先にいるのは制服姿の男女。
男は東治(18)女は幸恵(18)である。
2人は手を繋ぎ真っ直ぐ前を見ている。
どこまでも広がる雪原。
1.車通りのある夜道
暗闇の中、中年女性と東治が距離をとり歩いている。東治の手には買い物袋。
空から一粒の雫が東治の頬を霞める。
東治、空を見上げる。
空には月が浮かび上がっている。
2.幸恵の家
暗闇の部屋の中、幸恵が窓際に座っている。
手元には缶ビール。
幸恵、しばらく見つめ缶ビールの中身を窓の外に流す。
流れていくビール。月明かりに照らされて輝いている。
『本当に生きた日』
つづく
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