携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> My love is you...2

My love is you...2

[291]  ミナコ  2006-07-16投稿
「みなこ!!?甲斐が…甲斐が…」
てっチャンが息を切らしてあたしに電話してきた。

その時,何故か…
嫌な予感がした。。。『ど…ぅしたの?』


恐る恐るてっチャンに尋ねてみた。


「落ち着いて聞けよ。甲斐が…事故って死んだ…」








何…言ってるの??
甲斐が…死んだ?
嘘…だょね…
てっチャンがあたしを驚かそうとしてるだけなんだ…
『もう!!てっチャンったら〜驚かそうとしても駄目だょ!!?』

笑いながら
言ってみた。。



だって…
嘘だと思うぢゃん…
信じたくないぢゃん…


「みなこ…嘘ぢゃねーんだ。本当なんだ…」

どんなに辛くても,絶対に涙を見せなかったてっチャンが…
受話器の向こうで
声を震わせていた…


『な…んで…』


あまりの驚きと悲しさに,声も涙さえ出なかった…



原因は,
相手の居眠り運転…




そんな事で甲斐は死んだのかと思うと,急に悔しくなって…涙が出た。。



電話を切った後…
あたしは何故かフラフラと立ち上がり,玄関を開けた。
そして外に出た。

フラフラの足で歩き,一メートル程の距離にぁる幼馴染みの星(セイ)の家までたどり着いた。
あたしは,朦朧とする意識の中で星の家のチャイムを押した。


ガチャ―…!!
「はい…ってみなこ?ど…ぅしたんだよ…」星の問い掛けに答える気力など,今のあたしにはない…
「ちょ…!!お前震えてんぢゃねーか!!早く中入れ馬鹿!!」
星があたしの手を掴み中に入れた瞬間
星に抱き着いた…


『か…ぃが…うぇ…
ヒック…甲斐が…』
泣きながら座り込むあたしを星は
「甲斐くんに…何があった??」
あたしの肩を持ちながら問い掛けた。


『甲斐が…ぅえ…ヒック…死んじゃったぁ…
ぁ…たしゎけ…分かんな…くて…ぅうヒック』



星は 何も言わず
ただただ
ぎゅっと抱きしめてくれた…
時折,頭を優しく撫でてくれた…


「大丈夫…大丈夫だからな…」


星の言葉に
安心した…

感想

感想はありません。

「 ミナコ 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス