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いつかまた

[491]  友愛数  2009-06-06投稿
おはよう

おはよう


「千沙!」

振り返り、彼女はいつもの笑顔を見せて言う。
「恋歌ちゃん、おはよう!燈真、おはよ!」

「おう」
僕は彼女に恋してる。


もうずっと。

長い間…


「ちさ〜〜、聞いてよ、昨日の合コンさぁ〜…」


「恋歌ちゃん、また合コン行ったの?いい人いた?」

そんなやりとりを、いつもながらキャンパスへ向かう道中の後ろを歩きながら眺める。

恋歌の恋バナを聞くのには慣れてる。

『絶対運命の人っているんだよ!そのたった一人を見付ける為に、たくさん出会いを求めなきゃいけないんだって!』


まぁ…分からなくはない。
だけど、もし好きになった相手が運命の相手じゃなかったら?

それって、めちゃくちゃ切なくねぇ?


「恋歌ちゃん……これあげる」

おそらくさっき買ったであろうミルクティーを差し出すちさ。

「ほっ、とするよ?」


「うん、うん…あんな体目当てなだけなヤツ、こっちからお断りだっつーの!」

「うん。うん。自分、大事にしよね?良かったよ、何かある前に気付いて。恋歌ちゃんにはもっといい人がいるって事だよ」


ちさ。


僕はちさが好きだ。


でも僕のものにしたい、とは思わない。


ただこうやって、ちさの側にいられたらいい。

今は。

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