携帯小説!(PC版)

導き 21

[347]  2009-06-06投稿
海斗「父さんたちは死んじゃうんだね?」
こんなこと聞きたくなかった。
アル「………うむ」
アルはきっぱりと答えた。
アル「運命は変えられぬ。じゃからもう今日限りで…今から真実を知り、そしてもうこのことを忘れろ。」
俺にとってあまりにも冷たく、そしてあまりにも残酷な言葉を告げられた。
涙が込み上げてきそうだ。
だが、こうなることはわかっていた。
ずっと受け入れようと…なのにいざこうなるとどうにもならない。
いろんな感情が込み上げてきた。
憎しみ、怒り、悲しみ……抑え切れなくなりそうになった。
………ドクン…ドクン…ドクン…
海斗「ぐぅ…うぅぅ…おぉぉ…!」
アル「!!!」
まただ…もう体が言うことをきかない…
アル「くぅ…こんな時に!!」
海斗「グラァア!!」
アル「封印術・龍法刄!!!」
シュン!シュン!シュン!シュン!
アルの手から無数の紐のようなものが飛びだし、暴走した海斗を包み込む。
その頃――――
???「ヒッヒッヒ…ここがベルト村?中々いい魔力を感じる…」
ローブをかぶり、不気味で甲高い声を発しながら男は闇の中からやってきた………
四人の下部と哀しみと一緒に………

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