奇跡―タイムリミットは一ヶ月―??
今私は、一人でお昼を
食べてる…
教室から離れてこんな寒い屋上で
あの日信也の言葉が
頭から離れない
『お前は本当にいい奴だよな〜
誰からも好かれるキャラだよ』
「本当にそう思う…?
誰からも好かれてるなら
私はこんな所に一人で居ないよ」
信也私はあなたが初めてだったんだよ
側に居たいって思ったのはあの日辛そうなアナタを見て一緒だと思ったから
ねぇ…私が信也の思ってる様な人間じゃなかったら
信也は私の事嫌うかな…
そんな人じゃないって
分かってるんだけどね
怖いんだ―――…
アンタ ナンカ
イナクナレバイイ
「――…ッ!! グスッ
信也 」
――――――――――
――――――…
パカッ パチン パカッ
パチンッ
信也は携帯を開いたり閉じたりして香からの連絡を確かめていた
「はぁ…
駄目だ〜
さっき送ったメールの返事も返ってこない」
信也は机に顔を埋めた
このまま終わるのかな
俺ら…
このまま会えないまま
その方が傷つく事も無い?
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