いつかまた〜3〜
カタン
通路を隔てたちさの隣の席に響が座る。
「あ、響、おはよう」
ちさが笑顔を向ける。
僕らの出会いは、この学校に入学してほどない頃…
最初の合同授業で、出された課題がキッカケだ。
「何人かでひとつの作品を作ってくれ。他科同士で集まれば、それだけ幅のあるものが出来上がる。誰と組むかは自由だ。出来上がった作品は、文化祭やその他不定期的にも発表していく。目的に応じて、メンバーを変えても構わないからな」
恋歌と俺は同じ高校出身、同じ科に進んだ事もあり、
「やるか!」
まずは同志2名。
「こっからは営業だね。よし、トーマ、行ってこい!」
「はぁ!?俺!?」
しっ、しっ、と、恋歌の手が、
『つべこべ言わずに行ってこい』
と言っていた。
辺りを見渡すと、ガヤガヤと話し合う声や、早々に勧誘を始める動きがある。
ふ、と。
みんながこれから人員収集だ!な雰囲気の中、一際動きのない人物がいた。
通路を隔てたちさの隣の席に響が座る。
「あ、響、おはよう」
ちさが笑顔を向ける。
僕らの出会いは、この学校に入学してほどない頃…
最初の合同授業で、出された課題がキッカケだ。
「何人かでひとつの作品を作ってくれ。他科同士で集まれば、それだけ幅のあるものが出来上がる。誰と組むかは自由だ。出来上がった作品は、文化祭やその他不定期的にも発表していく。目的に応じて、メンバーを変えても構わないからな」
恋歌と俺は同じ高校出身、同じ科に進んだ事もあり、
「やるか!」
まずは同志2名。
「こっからは営業だね。よし、トーマ、行ってこい!」
「はぁ!?俺!?」
しっ、しっ、と、恋歌の手が、
『つべこべ言わずに行ってこい』
と言っていた。
辺りを見渡すと、ガヤガヤと話し合う声や、早々に勧誘を始める動きがある。
ふ、と。
みんながこれから人員収集だ!な雰囲気の中、一際動きのない人物がいた。
感想
感想はありません。