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真実 11

[322]  彰子  2009-06-08投稿
 淳と亜子は真剣に話し合ったりして、結局は2人で過ごしている時間が純粋に楽しかった。亜子は
 「同じ時を過ごしてみて、同じ人生を歩んで行きたいと思うよ。淳も自分で誰と懸命に自分の人生を生きたいのか、ちゃんと結論を出して、お互いに必要と意見が合うなら、一緒に生きていこう。これが私の返事。」と、淳に正面から話した。
 「わかった。ちゃんと自分自身の結論を出すよ。」
 淳は亜子と生きる事を決意し、ちゃんと今の生活を精算しようとしていた。が、家では美佐と親戚くるみで、中古の今住んでいる家を売りに出して、新築の家を購入しようと言う話を淳には内緒で進めていた。
 淳がその話を聞いたのは中古の家がもう人手に渡る契約を結んだ後だった。
 「もう、契約しちゃったから新しく家を買うしかないのよ、とりあえず休みは家を見に行きたいし、不動産屋と話してもらわないといけないから。」
 淳は言葉を失った。別れたいと話をしているのに、新築を購入するって…また、周りから固めた美佐のいつものやり方だったし、今度こそ、婚姻関係を無くさない事の契約でもある。
 結婚して、気付けば、こうもがんじがらめになってしまうのか…
 淳はしばらく亜子にも連絡を取らず、家からの電話も取らず、一人の時間を抜け殻の様に過ごした。

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