keep your smile 18
美優は恐る恐る近付いて行った。
「拓人君…」
美優が斜め後ろから声をかけた。
拓人が振り返ると美優と目が合った。
「こんなところにいたんだ。昼間からいたの?」
拓人は美優を見るなり、ハッとした表情になったが、すぐさま開き直った口調で言った。
「んな訳ないだろー!朝、腹痛くなって近くの公園のベンチでずっと休んでて、さっきここに来たんだよ!」
「え、じゃあ、さっきまで公園にいたの?」
拓人は、またゲームを再開しながら美優を見ずに応えた。
「…別にずっといたわけじゃないよ」
ちょっと小声でばつがわるそうに言った。
「具合が悪かったら家に帰って休んでればいいのに…」
「……」
拓人は美優の問いには応えず、無言で黙ってゲームをしていた。
「…今は大丈夫なの?」
美優も戸惑ったが、間が持たず次の質問を投げかけていた。
その時、ゲームの手を止め、美優の方を振り返り、強い口調で言った。
「おまえ、おせっかいなんだよ。帰れよ!」
その一言を言い終えるとまたゲームを再開し始めた。
美優はその言葉にとてつもないショックを受けていた。
少し茫然としていたが、逃げるようにゲーセンを後にした…。
「拓人君…」
美優が斜め後ろから声をかけた。
拓人が振り返ると美優と目が合った。
「こんなところにいたんだ。昼間からいたの?」
拓人は美優を見るなり、ハッとした表情になったが、すぐさま開き直った口調で言った。
「んな訳ないだろー!朝、腹痛くなって近くの公園のベンチでずっと休んでて、さっきここに来たんだよ!」
「え、じゃあ、さっきまで公園にいたの?」
拓人は、またゲームを再開しながら美優を見ずに応えた。
「…別にずっといたわけじゃないよ」
ちょっと小声でばつがわるそうに言った。
「具合が悪かったら家に帰って休んでればいいのに…」
「……」
拓人は美優の問いには応えず、無言で黙ってゲームをしていた。
「…今は大丈夫なの?」
美優も戸惑ったが、間が持たず次の質問を投げかけていた。
その時、ゲームの手を止め、美優の方を振り返り、強い口調で言った。
「おまえ、おせっかいなんだよ。帰れよ!」
その一言を言い終えるとまたゲームを再開し始めた。
美優はその言葉にとてつもないショックを受けていた。
少し茫然としていたが、逃げるようにゲーセンを後にした…。
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