ダークキャッシュ
私は上田みゆ。そろそろ自分の車が欲しくて貯金しているんだけど,バイトじゃなかなかまかなえない。
まいった・・
そんな事を考えていたある日,空から突然袋が降ってきた。
「危ないなぁ!当たったらどうすんのよ!」
しかし見上げても落ちてきた場所は見当たらない。
とりあえず私は袋の中を覗いた。中には黒い物体と紙が入っていた。
“ダークキャッシュ”
“イキルカギリ カネガ ワイテデル ユメノ
キャッシュカードダ・・・”
金が湧いてでる!?今の私には願ったりのカードだった。裏を見て私は驚いた。
《ウエダ ミユサマ》
私の名前?なんで?気持ち悪いので交番に持って行った。が,
『会社に問い合わせた所,間違いなくあなたのカードですよ。』
と言われ,否定してもそれ以上取り次いでくれなかった。カードは真っ黒で読み取れないのに。
何かおかしい・・?
でも私は使ってみる事にした。警察が私のって言うんだから,問題ないハズ。
安易な考えで私は車を買いに行った。
「こ,この車下さい!」私はドキドキしてカードを渡した。店員はニコッと笑うと,
『一括払いでよろしいですね?』
と聞いてきた。このカード上限いくら?!
内心驚きながらサインし,車はすんなり買えてしまった。
念願の車を購入して,私はウキウキだった。
「イイコの私への神様からのプレゼントだわ♪」そんな事を考えながら家の玄関を開けると,封筒が入っていた。
《メイサイショ》
その封筒には,会社名も一切記入されていない。不信に思いながらも開封すると,
“ソウガク342万円
ミギテ ハンブン”
と書いてあった。
「なにこれ・・・?」
《ボンッ!!!!》
持っていたその紙は突然爆発した。
何で紙が!?何が起こった?!考えがまとまらない。
紙を持っていた右手の薬指と小指が吹き飛び,中指の爪がちぎれ,皮でだらんと繋がっている。
「いやぁあ・・・ぁあっああぃぃああああぁあぁぁあァァああァァ!!!!!!!」
溢れる血と激痛に耐えかね私は気を失ったが,親が救急車を呼んでくれたおかげで一命はとりとめた。
退院後。
どんなに探してもあのカードが無い。
あの時の警官も車のセールスマンもいなかった。
イキルカギリ
私は失った利き手3本の指と,欲しがっていた車をぼんやり眺めていた
まいった・・
そんな事を考えていたある日,空から突然袋が降ってきた。
「危ないなぁ!当たったらどうすんのよ!」
しかし見上げても落ちてきた場所は見当たらない。
とりあえず私は袋の中を覗いた。中には黒い物体と紙が入っていた。
“ダークキャッシュ”
“イキルカギリ カネガ ワイテデル ユメノ
キャッシュカードダ・・・”
金が湧いてでる!?今の私には願ったりのカードだった。裏を見て私は驚いた。
《ウエダ ミユサマ》
私の名前?なんで?気持ち悪いので交番に持って行った。が,
『会社に問い合わせた所,間違いなくあなたのカードですよ。』
と言われ,否定してもそれ以上取り次いでくれなかった。カードは真っ黒で読み取れないのに。
何かおかしい・・?
でも私は使ってみる事にした。警察が私のって言うんだから,問題ないハズ。
安易な考えで私は車を買いに行った。
「こ,この車下さい!」私はドキドキしてカードを渡した。店員はニコッと笑うと,
『一括払いでよろしいですね?』
と聞いてきた。このカード上限いくら?!
内心驚きながらサインし,車はすんなり買えてしまった。
念願の車を購入して,私はウキウキだった。
「イイコの私への神様からのプレゼントだわ♪」そんな事を考えながら家の玄関を開けると,封筒が入っていた。
《メイサイショ》
その封筒には,会社名も一切記入されていない。不信に思いながらも開封すると,
“ソウガク342万円
ミギテ ハンブン”
と書いてあった。
「なにこれ・・・?」
《ボンッ!!!!》
持っていたその紙は突然爆発した。
何で紙が!?何が起こった?!考えがまとまらない。
紙を持っていた右手の薬指と小指が吹き飛び,中指の爪がちぎれ,皮でだらんと繋がっている。
「いやぁあ・・・ぁあっああぃぃああああぁあぁぁあァァああァァ!!!!!!!」
溢れる血と激痛に耐えかね私は気を失ったが,親が救急車を呼んでくれたおかげで一命はとりとめた。
退院後。
どんなに探してもあのカードが無い。
あの時の警官も車のセールスマンもいなかった。
イキルカギリ
私は失った利き手3本の指と,欲しがっていた車をぼんやり眺めていた
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