携帯小説!(PC版)

私の触角

[223]  しずか  2009-06-09投稿
窓を開けると、そこは雨のにおいが漂う空間であった。
その瞬間に、部屋の中がじっとりと粘り気のある空気につつまれた。
寝起きの気だるさのなか、仕方なく重く湿った空気を吸い込む、決してエネルギッシュではない私の肺胞。
私の中を湿り気で満たした空気は、私の体内にとどまることを嫌がって、白い息となって屋外に放り出される。
2008年、冬。
雪子と名付けられた私は23歳を迎えた。

感想

感想はありません。

「 しずか 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス