いつかまた〜9〜
「大作ねー」
「誰中心にする?」
「前回はオリジナルCMだったよね。できれば今回は、みんなの良さがムラなく出るものがいいかも」
新しい制作の大まかなイメージをまとめよう、と、僕と梨玖、智が話をしていると、恋歌と響がやってきた。
「おはよーみんな」
「なんか珍しい組み合わせだな」
「そこで偶然会っただけよ」
そう言って恋歌は僕らの上段に腰を下ろした。
「あ、今日、ちさ休みだって」
携帯を取り出しながら恋歌が言う。
恋歌からひとつ席を空けて座ろうとした響の動きが一瞬止まったような気がした。
「え、なんで?」
「なんか熱出たって。メールがきて。ほら」
そこには
『【タイトル】無題。おはようきょう熱がでて行けそうになくて先生に伝えてもらえるろ』
………。
「最後、力尽きた感があるな…」
「うん。クエスチョンマーク入れようとして、ら行連打したっぽいね」
………
「大丈夫かな?」
ちさは一人暮らし。心配だ。
「あたし学校終わってからバイトまで少し時間あるから、お見舞い行こうかと思って」
「そうだね、あたしも行くよ」
「誰中心にする?」
「前回はオリジナルCMだったよね。できれば今回は、みんなの良さがムラなく出るものがいいかも」
新しい制作の大まかなイメージをまとめよう、と、僕と梨玖、智が話をしていると、恋歌と響がやってきた。
「おはよーみんな」
「なんか珍しい組み合わせだな」
「そこで偶然会っただけよ」
そう言って恋歌は僕らの上段に腰を下ろした。
「あ、今日、ちさ休みだって」
携帯を取り出しながら恋歌が言う。
恋歌からひとつ席を空けて座ろうとした響の動きが一瞬止まったような気がした。
「え、なんで?」
「なんか熱出たって。メールがきて。ほら」
そこには
『【タイトル】無題。おはようきょう熱がでて行けそうになくて先生に伝えてもらえるろ』
………。
「最後、力尽きた感があるな…」
「うん。クエスチョンマーク入れようとして、ら行連打したっぽいね」
………
「大丈夫かな?」
ちさは一人暮らし。心配だ。
「あたし学校終わってからバイトまで少し時間あるから、お見舞い行こうかと思って」
「そうだね、あたしも行くよ」
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