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双子の恋

[430]  ?ラッキー  2009-06-10投稿
「バカ兄貴どこからわきやがった?」

「ふっ、気にするな徹」


「猛、こいつどこからでてきた?」

「さぁ、わかんない、なにせいきなりでてきたからなぁ」


「そんなことより、徹よさっきの女の子に惚れたな?」ニヤニヤおもしろくなりそうだ

「はっ、なんのことだバカ兄貴」


「兄貴を毎回バカ扱いとは、困ったもんだ」

「まぁ、俺の情報網があればすぐにわかるけどね、それではさよなら」

「徹、おまえのが真面目なのに、なんであの神出鬼没の兄貴にまけるの」


「俺がしるかぁ、帰るぞ猛」

「徹、おまえの兄貴が学年一位でおまえが二位だろ、凄いなぁ」


「うるせぇ、ケンカなら俺のが強いんだぁ」

「にしても、徹、おまえの雰囲気はすごく恐いのに兄貴の方はくだけてるよな、顔は似てるのに」


「なんかいったか猛」

「なんもいってないよ」





「あれ、なんで学校の扉に鍵が閉まってんだ?」

「あっそういえば徹、番長って風紀委員じゃなかったっけ」


「しまった、猛はめられた」

「えっ、なにがだよ」


「いま、おまえがいってろ、あいつは風紀委員だ、つまり学校の鍵を持ってる」

「あっ、てことは学校をサボるのは無理なうえにあいつにみつかった」


「久しぶりかしら、徹くん」

「げっ、もうでやがったよ猛」


「あっ?学校のアイドルとまで呼ばれる番長、恵梨様」

「ふふ、ありがとう猛くん」


「えっ俺の名前を知ってたんですか?」

「それは、名簿に乗っていますから」


「取り込み中悪いが、俺は逃げさしてもらう」

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