携帯小説!(PC版)

トップページ >> ノンジャンル >> 出口なしの愛

出口なしの愛

[209]  うぴ  2009-06-10投稿
今朝もぼんやりと何処かで殺されているかもしれない人のことを考え、穏やかな気持ちになった。
ありとあらゆる種類の拷問。左右から切り裂かれる人の体。

ひとしきり想像するとそれにも飽き、今日作る朝ごはんのことを考えた。

そうだ、覚えたてのプッタネスカがいい。黒オリーブとケッパーとアンチョビをたっぷり入れてイタリア人の気分を味わおう。

オリーブオイルの中に細かく刻んだニンニクを入れる。
左の頬がピクピクと痙攣する。

まただ。
何でもない時に痙攣し始めたのは3日前。

「別れようか」

10才も年下の彼氏から切り出された突然の別れ。

「あなたはずるいわ」
「わかってるよ」

「君は賢すぎるんだ」

今まで何人の男に言われたのだろう。自分が馬鹿ならどんなにか楽だったか想像してみる。

感想

感想はありません。

「 うぴ 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス