いつかまた〜19〜
その夜、ちさからメールが届いた。
【今日はありがとう。トーマに風邪がうつっていないか心配です。バイトも、遅らせてしまってごめんなさい】
もう人気も少なくなってきた叔父さんのバーで、そのメールを受け取った僕は、
【心配しなくていいよ。おかゆ、食べられた?ゆっくり休んで。おやすみ】
と送り返した。
しばらくして、
【ありがとう。おかゆ、食べたよ。プリンも。早く元気になって、みんなに会いたい。おやすみ、トーマ。本当にありがとう。】
ありがとう、を言い過ぎだよ、ちさ。俺はなんもしてあげられてない。
もっと、ちさの為にしてあげたい事はたくさんあるハズなのに、どうしたらいいのか、何をしてあげたらいいのか、俺は分からない。
もどかしい。
もし、この手に、ちさを抱きしめる事ができたら。
なんの躊躇いもなく、ちさの側にいる事ができたら。
こんな想いに、思い悩む事はなかったんだろうか。
翌日。
ちさは学校に来なかった。
まだ治ってないんだ…。
「ちさからメールきたよ。大分いいけど、まだ微熱があるんだって。今日休んだら土日挟むから、丁度いいかもね」
恋歌が言った。
回復してきたんだ…。安堵と共に、あと2日もちさに会えないんだ…。なんて気持ちが浮上する。
あぁ…
ちさの笑顔、見たい…。
「あ、あとね、響とトーマによろしく、だって。」
響と目が合う。
なんとなく、ふっと目をそらしてしまった。
なんでだ?
「そっか、じゃあ、月曜には来られそうだな」
響は何も言わなかった。
【今日はありがとう。トーマに風邪がうつっていないか心配です。バイトも、遅らせてしまってごめんなさい】
もう人気も少なくなってきた叔父さんのバーで、そのメールを受け取った僕は、
【心配しなくていいよ。おかゆ、食べられた?ゆっくり休んで。おやすみ】
と送り返した。
しばらくして、
【ありがとう。おかゆ、食べたよ。プリンも。早く元気になって、みんなに会いたい。おやすみ、トーマ。本当にありがとう。】
ありがとう、を言い過ぎだよ、ちさ。俺はなんもしてあげられてない。
もっと、ちさの為にしてあげたい事はたくさんあるハズなのに、どうしたらいいのか、何をしてあげたらいいのか、俺は分からない。
もどかしい。
もし、この手に、ちさを抱きしめる事ができたら。
なんの躊躇いもなく、ちさの側にいる事ができたら。
こんな想いに、思い悩む事はなかったんだろうか。
翌日。
ちさは学校に来なかった。
まだ治ってないんだ…。
「ちさからメールきたよ。大分いいけど、まだ微熱があるんだって。今日休んだら土日挟むから、丁度いいかもね」
恋歌が言った。
回復してきたんだ…。安堵と共に、あと2日もちさに会えないんだ…。なんて気持ちが浮上する。
あぁ…
ちさの笑顔、見たい…。
「あ、あとね、響とトーマによろしく、だって。」
響と目が合う。
なんとなく、ふっと目をそらしてしまった。
なんでだ?
「そっか、じゃあ、月曜には来られそうだな」
響は何も言わなかった。
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