真実 21
その頃亜子は心配していた。途中事故か何かあったのか…そう言えば年末に差しかかってる今、疲れた顔してたな…。時刻は午前4時を越えようとしている。 向こうに戻るなら、そう言っていくはずだし…。
朝になるのを待って思いつく、消防局や警察署に問い合わせをしてみたが、事故の連絡や関連するような話は無かった。
携帯も繋がるはずもなく、神経が痛い程の心配をしながら時間だけが過ぎていく。連絡もせず、どうこうする人ではない。
ふと、会社の人から以前ハガキを貰っていた事を思い出し、休日の今日なら連絡が取れるのではと亜子は電話してみた。会議が終わってから変わった様子は無かったかと…。無論、今自分の立場は言えないだろう。淳に迷惑がかかっては行けないので、嫁を名乗った。
「昨晩、会議が終わってこれから帰るという連絡があってから、連絡も取れず帰ってこないのですが、何かご存知じゃないですか?」 電話の相手も驚いていた。「そんな事する奴じゃないんですがね…何かあったのか、ちょっと会社の奴に連絡を取ってみます。」と、言ってもらい、亜子は携帯の番号を教えた。
そうなのだ。真面目な淳は今までに連絡が取れないと言う事態など決して亜子にも会社にも作らない。あるとすれば美佐だけだろう。だからこそ、美佐以外の人間なら何かあったのかと思うのが普通だった。
朝になるのを待って思いつく、消防局や警察署に問い合わせをしてみたが、事故の連絡や関連するような話は無かった。
携帯も繋がるはずもなく、神経が痛い程の心配をしながら時間だけが過ぎていく。連絡もせず、どうこうする人ではない。
ふと、会社の人から以前ハガキを貰っていた事を思い出し、休日の今日なら連絡が取れるのではと亜子は電話してみた。会議が終わってから変わった様子は無かったかと…。無論、今自分の立場は言えないだろう。淳に迷惑がかかっては行けないので、嫁を名乗った。
「昨晩、会議が終わってこれから帰るという連絡があってから、連絡も取れず帰ってこないのですが、何かご存知じゃないですか?」 電話の相手も驚いていた。「そんな事する奴じゃないんですがね…何かあったのか、ちょっと会社の奴に連絡を取ってみます。」と、言ってもらい、亜子は携帯の番号を教えた。
そうなのだ。真面目な淳は今までに連絡が取れないと言う事態など決して亜子にも会社にも作らない。あるとすれば美佐だけだろう。だからこそ、美佐以外の人間なら何かあったのかと思うのが普通だった。
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