愛した人は人のもの?
飲み会が終わってからというもの、木村さんが話し掛けてくる事が多くなった。私が1人残業をしていると、出先から帰った木村さんがまた話し掛けてきた。 『赤井〜まだ仕事か?手伝ってやるよ』
そうやって木村さんが仕事を手伝ってくれた。
そしたら
『赤井、飲みに行かないか?』
突然の誘い…
私は
『木村さんのおごりならいいですよ』
と答え初めて二人で飲みに行った。
木村さんは、一度ゆっくり話してみたかったと言っていた。
私は
『私と飲んでて奥さん?っていうか彼女は大丈夫ですか?(笑)』
と皮肉たっぷりで言った。木村さんは
『赤井〜お前毒吐いたな(笑)カミさんは大丈夫だよ!彼女は今はいないし』
と言った。
『受付嬢の彼女は?』
聞いてはいけないことを私は聞いてしまったみたいだった。
『彼女とは別れたんだ。すべてを捨てて彼女と一緒になるつもりで待ち合わせの場所に行った。だけど来てくれなかった。電話があったんだ。旦那を、家族を、捨てる事はできないってな。それで別れた。』
……
木村さんの彼女はマイちゃんと言って木村さんより13歳年下で評判の美人だった。
マイちゃんに旦那がいたことを私は知らなかった。
なにより、木村さんが悲しそうな顔をしていた事がともとても気になった。
不倫なんてすぐ終わる恋。報われない恋。
そんな風に思ってたのに、その人の為に全てを捨てるなんて…
木村さんはなぜそこまで思ったんだろう?
遊び人?
木村さんは本当に遊び人なのかな?
私の中で何かが変わった。本当の木村さんはどんな人なんだろう?
私はそれが知りたくて木村さんと話す事が多くなった。
不倫はいけないこと!! でも真実が知りたい。
本当の木村さんが知りたい。
そして私たちは、兄と妹のように何でも話せる身内みたいになっていった。
そうやって木村さんが仕事を手伝ってくれた。
そしたら
『赤井、飲みに行かないか?』
突然の誘い…
私は
『木村さんのおごりならいいですよ』
と答え初めて二人で飲みに行った。
木村さんは、一度ゆっくり話してみたかったと言っていた。
私は
『私と飲んでて奥さん?っていうか彼女は大丈夫ですか?(笑)』
と皮肉たっぷりで言った。木村さんは
『赤井〜お前毒吐いたな(笑)カミさんは大丈夫だよ!彼女は今はいないし』
と言った。
『受付嬢の彼女は?』
聞いてはいけないことを私は聞いてしまったみたいだった。
『彼女とは別れたんだ。すべてを捨てて彼女と一緒になるつもりで待ち合わせの場所に行った。だけど来てくれなかった。電話があったんだ。旦那を、家族を、捨てる事はできないってな。それで別れた。』
……
木村さんの彼女はマイちゃんと言って木村さんより13歳年下で評判の美人だった。
マイちゃんに旦那がいたことを私は知らなかった。
なにより、木村さんが悲しそうな顔をしていた事がともとても気になった。
不倫なんてすぐ終わる恋。報われない恋。
そんな風に思ってたのに、その人の為に全てを捨てるなんて…
木村さんはなぜそこまで思ったんだろう?
遊び人?
木村さんは本当に遊び人なのかな?
私の中で何かが変わった。本当の木村さんはどんな人なんだろう?
私はそれが知りたくて木村さんと話す事が多くなった。
不倫はいけないこと!! でも真実が知りたい。
本当の木村さんが知りたい。
そして私たちは、兄と妹のように何でも話せる身内みたいになっていった。
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