ユニゾンハーツ ?−2
ヒビキ
『精霊たちよ……我に実体ある身体をここに………』
そう言うと魔法陣が光りだしヒビキを包んだ。
達也
「うわぁ!!」
光がおさまるとそこにはリュール学院の制服を着たヒビキが長い金髪を少し揺らしながら立っていた。
ヒビキ
「どうかな?……こんな感じなんだけど」
達也
「うん……すごい」
さっきまで透けていたヒビキの身体はちゃんと実体のある身体になっていた。
僕は呆気に取られてしまった。
ヒビキ
「えーと…確か魔術のことだったね。
魔法で戦うって言っても結局は魔法を応用して戦っているの。
うーん、例えば…‘ウィンド,…」
そう言うと人差し指の先端に小さな風の球体が現れた。
おもむろにヒビキが僕に机の上にある紙を持たせた。
僕は、紙の端を持つと自分の横に構えた。
ヒビキ
「行くよ……シュート!」
合図とともに風の球体が紙に向かって飛んで来た。
反射的に目をつむってしまった僕は、隣で風が過ぎる音と何かが弾ける音が聞こえた。
目を開けてみると僕の横にあった紙が持っていた端の部分を残してバラバラになった紙が床に散乱していた。
達也
「……すごい!」
ヒビキ
「これもほとんど応用なんだよ。
あの風の球体を凝縮し小さくして打ち出すときに加速を付ければコンクリートぐらい簡単に撃ち抜けるんだよ。
今回は、加速を付けなかったけどね」
いやいや!…こんな狭い部屋で加速を付けて打ち出さないでくれ……!
ていうかそれだと僕も危なくないか?
ヒビキ
「まぁこんな感じなんだけど……わかったかな?」
達也
「うん…まぁ、大胆は……」
そんな曖昧な返事を返した時だった一階の方から物音がした。
美奈
「にぃに〜!帰ってるの〜!」
達也
(げっ!!美奈!!)
どうやら美奈が学校から帰って来たみたいだ。
しかし……まずい今、この状況を美奈に見られたら……
そんな時、美奈が階段を駆け上がる音が聞こえてきた。
達也
「まずい!ヒビキ、隠れて!!うわぁ!!」
ヒビキ
「えっ!?きゃあ!!」
ドン!!!
美奈
「ん?にぃに、どうしたの?……開けるよ」
美奈は、恐る恐る達也の部屋のドアを開けた。
『精霊たちよ……我に実体ある身体をここに………』
そう言うと魔法陣が光りだしヒビキを包んだ。
達也
「うわぁ!!」
光がおさまるとそこにはリュール学院の制服を着たヒビキが長い金髪を少し揺らしながら立っていた。
ヒビキ
「どうかな?……こんな感じなんだけど」
達也
「うん……すごい」
さっきまで透けていたヒビキの身体はちゃんと実体のある身体になっていた。
僕は呆気に取られてしまった。
ヒビキ
「えーと…確か魔術のことだったね。
魔法で戦うって言っても結局は魔法を応用して戦っているの。
うーん、例えば…‘ウィンド,…」
そう言うと人差し指の先端に小さな風の球体が現れた。
おもむろにヒビキが僕に机の上にある紙を持たせた。
僕は、紙の端を持つと自分の横に構えた。
ヒビキ
「行くよ……シュート!」
合図とともに風の球体が紙に向かって飛んで来た。
反射的に目をつむってしまった僕は、隣で風が過ぎる音と何かが弾ける音が聞こえた。
目を開けてみると僕の横にあった紙が持っていた端の部分を残してバラバラになった紙が床に散乱していた。
達也
「……すごい!」
ヒビキ
「これもほとんど応用なんだよ。
あの風の球体を凝縮し小さくして打ち出すときに加速を付ければコンクリートぐらい簡単に撃ち抜けるんだよ。
今回は、加速を付けなかったけどね」
いやいや!…こんな狭い部屋で加速を付けて打ち出さないでくれ……!
ていうかそれだと僕も危なくないか?
ヒビキ
「まぁこんな感じなんだけど……わかったかな?」
達也
「うん…まぁ、大胆は……」
そんな曖昧な返事を返した時だった一階の方から物音がした。
美奈
「にぃに〜!帰ってるの〜!」
達也
(げっ!!美奈!!)
どうやら美奈が学校から帰って来たみたいだ。
しかし……まずい今、この状況を美奈に見られたら……
そんな時、美奈が階段を駆け上がる音が聞こえてきた。
達也
「まずい!ヒビキ、隠れて!!うわぁ!!」
ヒビキ
「えっ!?きゃあ!!」
ドン!!!
美奈
「ん?にぃに、どうしたの?……開けるよ」
美奈は、恐る恐る達也の部屋のドアを開けた。
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