桜の木とともに 本編31
「外は春だね」
窓を見ている桜に、
「来週一時退院できるから、良かったじゃん」
私は退院の件を話していると、
「桜、ちょっと着替えるから来なさい」
美由紀さんに呼ばれるが、「何で着替えるんだろうね?」
と私に聞いてきたが、
「まぁ、行って来なよ。待ってるから」
嫌々ながら、桜を移動させた。
数分後、部屋に入ってきた桜は、別人の姿になっていた。
「似合ってるかなぁ?大和くん」
初めて私の家に来た時と、同じセリフを私に言う。
「綺麗だよ、似合ってる」そう言いながらも、私は桜のドレス姿に釘付けなっていた。
「これ、大和君が買ったの?」
「その通り。桜の好きなピンク色を着てほしくて、買っちゃった」
本当は、じいちゃんに買わされたと言いたかったが、バイトしてちゃんと返したから、今はれっきとした私の物である。
私の言葉で桜は、
「大和君、私幸せだよ。本当に、本当に幸せだよ」
泣き始めてしまった。
「泣くなって、せっかくのドレスが着れなくなっちゃうよ?」
彼女の涙をハンカチで拭ってあげた。
美由紀さんの方を見ると、目で「ありがとう」と言ってるように見えたので、私も少し頭を下げた。
窓を見ている桜に、
「来週一時退院できるから、良かったじゃん」
私は退院の件を話していると、
「桜、ちょっと着替えるから来なさい」
美由紀さんに呼ばれるが、「何で着替えるんだろうね?」
と私に聞いてきたが、
「まぁ、行って来なよ。待ってるから」
嫌々ながら、桜を移動させた。
数分後、部屋に入ってきた桜は、別人の姿になっていた。
「似合ってるかなぁ?大和くん」
初めて私の家に来た時と、同じセリフを私に言う。
「綺麗だよ、似合ってる」そう言いながらも、私は桜のドレス姿に釘付けなっていた。
「これ、大和君が買ったの?」
「その通り。桜の好きなピンク色を着てほしくて、買っちゃった」
本当は、じいちゃんに買わされたと言いたかったが、バイトしてちゃんと返したから、今はれっきとした私の物である。
私の言葉で桜は、
「大和君、私幸せだよ。本当に、本当に幸せだよ」
泣き始めてしまった。
「泣くなって、せっかくのドレスが着れなくなっちゃうよ?」
彼女の涙をハンカチで拭ってあげた。
美由紀さんの方を見ると、目で「ありがとう」と言ってるように見えたので、私も少し頭を下げた。
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