携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> HAGランゲージ 一言目・弐

HAGランゲージ 一言目・弐

[195]  咲嶋ヒロト  2009-06-14投稿


あぁ、やっと着いたか……

九路宮公達(くじみやこうたつ)は飛鳥駅の東口に着いてそう思った。

目の前にはペデストリアンデッキが広がり、下にあるバスターミナル、正面にある飛鳥市の市役所や駅前ショッピングセンターなどに繋がる通路や階段の入り口が見えた。

そっちを一瞥し、東口を出て左に曲がり、少し歩いたところで公達は線路の向こう側を見た。

駅の反対側には高層ビルなどが一切なく、代わりに田舎を連想させるような田畑が一面に広がっていた。

ここは栃木県飛鳥市。

人口は約25万人、農業新法により都市部と農業部が存在する農業都市であり、

修言科がある鳳学園高等部があることでも有名である。

農業新法とは、

日本の農作物自給率の向上を基本目的として国会で議論、可決された法令である。

豆腐や醤油の原料となる大豆や、

近年注目されているバイオエタノールの原料となるとうもろこしなどの生産を国家で支援し、

農作物の調達を輸入に頼らずに国家を運営していくことが最大目的とされている。

修言科とは、

使言術を操る使言術師の育成カリキュラムがある科である。

修言科がある鳳学園高等部には普通科も存在し、公達はそこへ転校することになっていた。

公達は携帯を開いた。

時間は7時40分。

予定では10時に叔母が大家をしているアパートに着くはずだったが、今日の朝やるはずだったことが昨日のうちに片付いてしまった。

それでも遅く着くよりはいいだろうと思ってこっちに来たのだが、早く着きすぎてしまった。

時間潰しに都市部をぶらつくのも、鳳学園や農業部を見に行くのも、予定通りにアパートに向かうのもいいのかもしれない。

さて、どこに向かうかな?

公達は考え始めた。

感想

感想はありません。

「 咲嶋ヒロト 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス