いつかまた〜34〜
僕を見る、ちさの表情は、嬉しそうでもなく、まして、照れている訳でもなく、『困惑』という言葉がピッタリくるような、正に、
『何が起こったのか分からない』といった様子だった。
花柄の生地を手に持ち、ゆっくりと、脚立を降りてきたちさは、僕と向かい合い、呆然としていた。
しばらくの沈黙の後、最初に口を開いたのはちさだった。
「あ……の…。ごめん…突然過ぎて、何をどう言っていいのか……」
その時、はっと我に返った。
俺、今、ちさに告白した!?
「あ、あぁあぁあ!ごめん!今言った事、気にしないで!俺、別にちさとどうなりたいとか、ちさにどうしてもらおうとか思ってる訳じゃないんだ!ただ…!……俺が……伝えたかっただけなんだ…」
あたふたする俺に、ちさは
「うん………。ありがとう……」
と言った。
『何が起こったのか分からない』といった様子だった。
花柄の生地を手に持ち、ゆっくりと、脚立を降りてきたちさは、僕と向かい合い、呆然としていた。
しばらくの沈黙の後、最初に口を開いたのはちさだった。
「あ……の…。ごめん…突然過ぎて、何をどう言っていいのか……」
その時、はっと我に返った。
俺、今、ちさに告白した!?
「あ、あぁあぁあ!ごめん!今言った事、気にしないで!俺、別にちさとどうなりたいとか、ちさにどうしてもらおうとか思ってる訳じゃないんだ!ただ…!……俺が……伝えたかっただけなんだ…」
あたふたする俺に、ちさは
「うん………。ありがとう……」
と言った。
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