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いつかまた〜35〜

[220]  友愛数  2009-06-16投稿
「もう、今日はやめにしようか。時間も遅いし」

そう言う僕に、

「そうだね…」

そう言って、ちさは片付けを始めた。

沈黙。


このタイミングで。
抑えられなかったとはいえ。
気持ちをぶつけてしまって本当に良かったんだろうか…。
ちさを、困らせてしまったんじゃないだろうか。

明日から僕らは、どんな風に接していけばいいんだろう…。


「送るよ」


「…あ…大丈夫、帰りは慣れてるから」

「や、そんな訳にいかないよ。何かあってからじゃ遅いし」

「……うん…ありがとう」

店の鍵を閉め、ちさの家に向かって歩き出した。

会話はない。

ちさは今、何を想ってるんだろう。
俺は、間違ってたんだろうか…。


沈黙のまま、ちさの家の前に着いた。

「あ…ありがとう。今日は手伝ってくれてありがとうね…」

「いや…」

「じゃあ…おやすみ…」

行こうとするちさを、

「あのさ!」

呼び止めた。


「ホント、今日言った事、気にしないで。俺の自己満足だし、ちさを困らせるつもりなんかないんだ。最後に、みんなといい物を作りたいって、本当に思ってる。余計な事、ちさは考えなくていいから…」

必死な僕の言葉に、ちさは

「……分かった。明日からまた頑張ろうね」

笑顔をくれた。

「おぅ、今まで通り、やっていこうな!」

「おやすみ」

「おやすみ」


そうして、ちさと別れた。

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