スラム part58
朝、早くから起きた。
会場まで少し時間がかかるからだ。
「修二、もう支度はすんだの?」
母さんが聞いてきた。
「昨日準備しといた。」
「んじゃ早くご飯食べなさい。きっともうすぐ悠ちゃんも来るでしょ。」
「わかった。」
朝食をとった。
そしてすぐ。
インターホンが鳴る。
「悠ちゃん来たわよ。」
「歯磨いてカバンとってくるから待っとくように言っといて。」
そう言って洗面所に行く。
「おはよう。」
歯を磨いていると後ろから声がした。
父さんだ。
立ってる位置を少しずらす。
父さんは蛇口を回して水を出し、顔を洗い始めた。
「起きるの、早くない?」
なんとなく父さんに聞いた。
「修二、今日試合なんやろ?」
無視かよ。そう思ったものの口には出さずにいた。
「母さんにでも聞いたの?」
「アホか。高柔連(高校柔道連盟)にもツテくらいあるわ。お前、俺を誰やおもっとんじゃ。」
〜じゃ口調。
大阪でも一部の地域で使われてる。
もちろん父さんはその一部の地域出身だ。
「最近なってやっと気ぃ取り戻したんかと思ったら、なんや、もう試合か。時間は早いなぁ。去年の8月からもう10ヶ月かい。早いなぁ。」
なんで父さんがそんなの知ってんだ?
8月に負けた話なんてした覚えなんかねぇのに。
「なんで知って…」
「まぁそんなんどうでもええ!」
またさえぎられる。
「修二、お前やっと目に光戻ったやんけ。」
洗面所から父さんが出ていく。
「勝てよ。お前にこんなん言うんは中三のとき以来やな。噛み付いたれや。」
そう言って洗面所から父さんが出ていった。
準備をし靴の紐を結ぶ。
そして
「勝つよ!!何がなんでも噛み付いたるわ!!」
ただ大声で言って、家を後にした。
会場まで少し時間がかかるからだ。
「修二、もう支度はすんだの?」
母さんが聞いてきた。
「昨日準備しといた。」
「んじゃ早くご飯食べなさい。きっともうすぐ悠ちゃんも来るでしょ。」
「わかった。」
朝食をとった。
そしてすぐ。
インターホンが鳴る。
「悠ちゃん来たわよ。」
「歯磨いてカバンとってくるから待っとくように言っといて。」
そう言って洗面所に行く。
「おはよう。」
歯を磨いていると後ろから声がした。
父さんだ。
立ってる位置を少しずらす。
父さんは蛇口を回して水を出し、顔を洗い始めた。
「起きるの、早くない?」
なんとなく父さんに聞いた。
「修二、今日試合なんやろ?」
無視かよ。そう思ったものの口には出さずにいた。
「母さんにでも聞いたの?」
「アホか。高柔連(高校柔道連盟)にもツテくらいあるわ。お前、俺を誰やおもっとんじゃ。」
〜じゃ口調。
大阪でも一部の地域で使われてる。
もちろん父さんはその一部の地域出身だ。
「最近なってやっと気ぃ取り戻したんかと思ったら、なんや、もう試合か。時間は早いなぁ。去年の8月からもう10ヶ月かい。早いなぁ。」
なんで父さんがそんなの知ってんだ?
8月に負けた話なんてした覚えなんかねぇのに。
「なんで知って…」
「まぁそんなんどうでもええ!」
またさえぎられる。
「修二、お前やっと目に光戻ったやんけ。」
洗面所から父さんが出ていく。
「勝てよ。お前にこんなん言うんは中三のとき以来やな。噛み付いたれや。」
そう言って洗面所から父さんが出ていった。
準備をし靴の紐を結ぶ。
そして
「勝つよ!!何がなんでも噛み付いたるわ!!」
ただ大声で言って、家を後にした。
感想
感想はありません。
「 やいち 」の携帯小説
スポーツの新着携帯小説
- ベースボール・ラプソディ No.69
- ベースボール・ラプソディ No.68
- 大好きだった…ただ、大好きだった。
- 大好きだった…ただ、大好きだった。No.5 登場人物紹介
- 大好きだった…ただ、大好きだった。
- 大好きだった…ただ、大好きだった。
- 大好きだった…ただ、大好きだった。