携帯小説!(PC版)

トップページ >> 学園物 >> ほんの小さな私事(21)

ほんの小さな私事(21)

[389]  稲村コウ  2009-06-17投稿
「噂には聞いてたけど、ホントに変な人…。」
山下さんが、去っていった男子生徒の方を見ながらそう言うと、高野さんは、男子生徒が去っていった方向に握りこぶしをつきだし、親指を下に向け、敵対心まるだしといった様相で言葉を吐いた。
「変人どころか、あんなのド変人よ!何考えてるかわかんないし、あいつが作った心霊研究同好会とかなんとか…わっけわかんない!」
「心霊研究同好会?」
「よく解らないんだけど、さっきの櫻井君が作ったクラブみたい。新聞部の中でそういうのを作ったらしいんだけど、一部の人たちと噛み合わなくて、別の部として立ち上げたらしいんだけれど…。」
山下さんが、私の疑問に、簡潔に答えてくれた。
詳しくはまだ解らないけれど、心霊研究と言うからには、その手の話しにも通じているのかも知れない。そういった意味では、彼に興味がわくのだが…先ほどの、高野さんとのやりとりを見ている限り、普通の感覚の持ち主とは言い難そうだ。

感想

感想はありません。

「 稲村コウ 」の携帯小説

学園物の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス