携帯小説!(PC版)

トップページ >> ホラー >> 脳内メーカー?〜事件〜

脳内メーカー?〜事件〜

[991]  ジィーコ  2009-06-17投稿


「うぁあーー!!」

またあの夢をみた。原因はいったい何なのか?いつになったら清々しい朝をむかえる日がやって来るのだろうか?そう考えると益々憂鬱な気持ちになる。

今日は土曜日で大学も行かなくても良いのに、夢の所為で早く起きてしまった。窓からは光はなく、雨の当たる音が聞こえる。


大輔はベッドから起き上がると、嫌な汗をシャワーで流した。
風呂からあがり服を着替えていると、突然携帯が鳴った。携帯のディスプレイには「翔太」という文字が光っている。


「もしもし翔太か?こんな朝早くに何の用だ?」

「大輔…。テレビ見てる?」

「えっ?見てないけど、どうしたって言うんだよ?」

「早くテレビ点けて!!見ればわかるから!」

「何焦ってるんだよ。わかったよ。今点ける。」

大輔はテーブルにあるリモコンを手に取り、テレビを点けるとニュースが放送されていた。

そしてそのニュースは大輔から言葉を奪った。

「………ぅ…嘘だろ…?」

「本当だよ。死んだよ。」翔太は電話越しに大輔の言葉をやけに冷静に否定した。

「嘘だ…。何で?何で康平も拓也も千恵も死ななきゃならないんだよ!しかも骨だけってどーゆうことだよ!!」
大輔はやり場のない怒りと悲しみを携帯にぶつけた。
「分かんないよ!僕だってさっきを見て知ったんだから!」

「……ごめん…。ついカッとなった…」

「僕もゴメン。…もう少し落ち着いてからまた話し合おうよ。」

大輔もそれに同意して携帯を切った。

部屋中が雨に打たれる音に包まれた。


感想

感想はありません。

「 ジィーコ 」の携帯小説

ホラーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス