携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 愛した人は人のもの?

愛した人は人のもの?

[243]  MOE  2009-06-18投稿
きむは、それからも私を試し続けた。 
幸い、あの時の妊娠はしなかった。
怖いと思った。 
直接は言わないけど‘俺が堕ろせと言ったらお前は俺の為に堕ろしてくれるだろ?’
そんな言葉が聞こえてくるようだった。 
女にとってそれがどれだけの事かわかっているから、それでも赤ちゃんを諦めて自分を選んでくれるのかを試したかったんだね。 
私の生理はそれから止まってしまった。 
精神的ストレスからだと医者に言われた。 
それはきむには黙っていて私はその後もきむに何度も抱かれた。 

いつの間にか体だけの関係のようになっていった… きむとは心も繋がっていると思ってたのに… 
きむはだんだん変わっていった。 
何をしても揺るがないよって言う私の態度や言動がそのうちきむをだんだん苦しめていた。 

その数週間後…私の所に非通知の無言電話が来るようになった。1分おきに20分間続く無言電話。 
私は出ることができなかった。 
そのあとすぐにきむから電話。 
『カミさんに携帯を見られてお前の事がバレたんだ。非通知電話はカミさんだと思う。絶対出るな!落ち着いたら連絡するから。』

「きむ大丈夫?ごめんね。私は大丈夫だから待ってるね」 

なぜだか少しホッとした自分がいた。 

奥さんに疑われたら終わり!私達の決めたルール。

これで終われる安堵感と、このままきむはまた他の誰かを傷つけ、それ以上に自分を傷けて生きて行くのかという心配で私は押し潰されそうになった。 

こうしてきむのいなかった生活にだんだん戻っていった。

きむと付き合っていた時にはほとんど眠れなかった。 
だから休みの日はひたすら爆睡した。 
こんなに眠ったのは久しぶりだった。 

でもなぜかスッキリはしなくて目が覚めたら必ずきむの事を思う自分がいた。

感想

感想はありません。

「 MOE 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス