汚染 155
貴方の腕枕を外して手を握った
いつまでもこうしていたい
貴方の寝息を聴きながら思った
一つの体になってしまえたら
そうすれば貴方と離れる事もない
こうして体を重ねて
いつしか貴方と私は一つになる
貴方の目で私を見て
私の耳で貴方の声を聴く
そんな事を考えながら眠りに就いた
そう言えば『おやすみ』を言っていなかった
それだけが悔いだった
次の日の朝『おはよう』とキスをして貴方を起こした
眠たそうに私の体を抱き寄せて『おはよう』と言った
貴方は相変わらず良く寝ていた
羨ましく感じる
いつだってそうだけど
私だけが不安で眠れない
一緒に出勤をする
手を繋いで歩けないのも
職場の近くでは離れて歩くのも
やっぱり寂しい
かつての恋人との『朝帰り』という甘い響きとは程遠い
貴方はどんな風に感じているのか
いつも私から離れて歩き出すのは貴方だから
貴方の事を考えれば仕方がないのだけど
この瞬間私を突き放して寂しくさせている事に少しは気付いて欲しい
貴方と迎える朝
眠りに就くまでは幸せを感じるけど
次の日の夜
貴方がいないベッドに横になる事程寂しくなる事はない
いつまでもこうしていたい
貴方の寝息を聴きながら思った
一つの体になってしまえたら
そうすれば貴方と離れる事もない
こうして体を重ねて
いつしか貴方と私は一つになる
貴方の目で私を見て
私の耳で貴方の声を聴く
そんな事を考えながら眠りに就いた
そう言えば『おやすみ』を言っていなかった
それだけが悔いだった
次の日の朝『おはよう』とキスをして貴方を起こした
眠たそうに私の体を抱き寄せて『おはよう』と言った
貴方は相変わらず良く寝ていた
羨ましく感じる
いつだってそうだけど
私だけが不安で眠れない
一緒に出勤をする
手を繋いで歩けないのも
職場の近くでは離れて歩くのも
やっぱり寂しい
かつての恋人との『朝帰り』という甘い響きとは程遠い
貴方はどんな風に感じているのか
いつも私から離れて歩き出すのは貴方だから
貴方の事を考えれば仕方がないのだけど
この瞬間私を突き放して寂しくさせている事に少しは気付いて欲しい
貴方と迎える朝
眠りに就くまでは幸せを感じるけど
次の日の夜
貴方がいないベッドに横になる事程寂しくなる事はない
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