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Run Again 2

[428]  ぜろ  2009-06-19投稿
「じゃあ教室に行こうかな。」
そう歩き出したとたん、
「あ!久!やっと見つけた。」
誰かに名前を呼ばれた。
その誰かは綺麗な腰にまで届くストレートヘアーにすらりと長い健康的な手足をしていて、顔もどこか見覚えが……
「やあ、おはよう渚。いきなりどうしたの?」
そうだ、彼女は白井渚。(しらい なぎさ)僕の幼馴染みだ。そんな彼女が僕に何の用だろう。
「どうしたのじゃないわよ!久のママがもう行っちゃったって言うから走ってきたのよ!」
そういえば、彼女は息が荒く頬には一筋の汗が流れている。
「そうだったんだ。ごめんね、渚。今朝はちょっと張り切ってて。」
「な…あ、謝ることないのに。」
「え?でも…」
「いいから!」
「は、はい。」
彼女の勢いに負けた。そして、
「じ、じゃあ教室に行こうか。」
提案。が、
「何言ってるの?教室にはまだ行かないわよ。」
「?何で?」
「だって、クラス替えでしょ。掲示板見に行かなきゃ。」
忘れてた。僕としたことが!
「ハイハイ、頭抱えてないで、早く行こう。」
「ああ、早く行こうぜ、久!」
「そうだね。うん、楽しみだ。」
そうして三人で掲示板を見に行ったんだけど…
2ー2
  暗崎 京



風間 学
木下 優
桜井 綾
白井 渚
空鳥 久

息を飲んだ。ま、まさか、みんな、一年生の時のグループのみんなが、全員、一人も欠けることなく全員が同じクラスだって!?

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