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無くて七癖

[642]  古代魚  2009-06-20投稿
人間の顔には色々ある。脆い顔もあれば、性格に絆される顔もある。一概には言えないが、人間の顔というものは躾だ。躾が正しければ見くびりも少ない。人間の顔だけで判断すると好きか、嫌いかだが、嫌いなら相手にしなければよい。愛が欲しい人は大勢いる。その一々を取り上げて人相で差別しようというのだ。

人相が悪ければ占いの虜となり、訳の分からない迷信を持ち出す。迷信だから信じる方がどうかしている。日本人は騙されやすい。世界から見ても犯罪のターゲットだ。占いだけ信用して行動しようものなら、忽ち良からぬ迷信に迷い込む。迷信だから信じさせるからくりだ。


日本の政治は精神を棚に上げる。神仏である。神仏が無ければ祈るしかない。神があると信じるからくりは、人間を神にもし仏にもした。日本人の精神論は武道など体育系だ。また、茶道に代表されるように儚い。武と柔の懐柔政策で、ここまで来た。すると武道の精神が即ち、日本の政治スタイルだ。


占いはさて置き、日本人の顔やらをじっくり拝見すると何も知らない。顔は無知の判断かと思わせるもので相手は癖だ。顔だけに欲望となる癖をつくる。人間の顔に癖を付け、難癖を引っかけるのである。エリートサラリーマンには難しい、人間の癖で判断する政治が今求められる。難癖を付け、今求められる最大限を示し、最小にして細やかな気配り、つまり意図的に人間を操り、偶然を嫌う政治が求められている。七癖もある人間の行動を支配する強靭な癖、つまり癖の大蛇こそ大仏だ。

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