いつかまた〜51〜
ガラガラガラガラガラ…
キャリーカーの音が、今は心地良かった。
心臓の音をかき消してくれる。
ちさの表情が気になるけど、恥ずかしくて、ちさの顔が見れない。
手から伝わる温もりだけを感じながら、ちさの家に1歩1歩近付いていく。
着かないでくれ
そんな願い虚しく、ちさの家に着いてしまった。
「…………」
「…………」
放さなきゃ…
でも、もう少しこのままでいたい。
はっ!
俺、めっちゃ欲張ってねぇ?
ちさ、困ってるんじゃ…
僕はそっとちさの手を放し
「えっと…じゃあ…」
と言いかけたその時。
「あの。……この先に、小っちゃい公園があるんだけど……行ってみない?」
ちさの方から言われた。
キャリーカーの音が、今は心地良かった。
心臓の音をかき消してくれる。
ちさの表情が気になるけど、恥ずかしくて、ちさの顔が見れない。
手から伝わる温もりだけを感じながら、ちさの家に1歩1歩近付いていく。
着かないでくれ
そんな願い虚しく、ちさの家に着いてしまった。
「…………」
「…………」
放さなきゃ…
でも、もう少しこのままでいたい。
はっ!
俺、めっちゃ欲張ってねぇ?
ちさ、困ってるんじゃ…
僕はそっとちさの手を放し
「えっと…じゃあ…」
と言いかけたその時。
「あの。……この先に、小っちゃい公園があるんだけど……行ってみない?」
ちさの方から言われた。
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