愛した人は人のもの?
「きむ、ごめん。きむをずっと苦しめてたのは私だね。本当にごめんなさい。でもまたいつか、誰かに逃げたくなったら私に会いに来て。何もできないかもしれないけどきむを好きなままでいるから。好きでいる事だけは許してください。もう迷惑かけるような事はしないから、それだけは奪わないでください。今までどうもありがとう。私、木村さんにちゃんと愛されてみたかった。マイちゃんや奥さんが羨ましかったよ。じゃあ帰るね。今日は来てくれてありがとう」
泣かないように精一杯そう言うと私は歩きだした。
公園を出て角を曲がるとき、まだベンチに座ったままのきむが見えた。
人目も気にせず私は泣きながらアパートに戻った。
アパートにあるきむを感じる物が今の私には苦しかった…
愛されてなかった…
わかってたのに辛かった…きむが奥さんが浮気したと言った時震えていた意味がわかった気がした。
色んな女の子と付き合っても、マイちゃんを失っても、いつもきむが帰る場所には奥さんがいた。
きむが信じてたのは奥さんだったんだね。
マイちゃんの事があってからきむはやっぱり奥さんだけがどんなことがあっても自分を裏切らない人だと思ったんだね。だからあんなに震えていたんだね。
私はマイちゃん以上にも奥さん以上にもなれなかった…
泣かないように精一杯そう言うと私は歩きだした。
公園を出て角を曲がるとき、まだベンチに座ったままのきむが見えた。
人目も気にせず私は泣きながらアパートに戻った。
アパートにあるきむを感じる物が今の私には苦しかった…
愛されてなかった…
わかってたのに辛かった…きむが奥さんが浮気したと言った時震えていた意味がわかった気がした。
色んな女の子と付き合っても、マイちゃんを失っても、いつもきむが帰る場所には奥さんがいた。
きむが信じてたのは奥さんだったんだね。
マイちゃんの事があってからきむはやっぱり奥さんだけがどんなことがあっても自分を裏切らない人だと思ったんだね。だからあんなに震えていたんだね。
私はマイちゃん以上にも奥さん以上にもなれなかった…
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