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迷想

[150]  コトミ  2009-06-22投稿
「ウチも一緒に帰る。」
純が突然私の後ろから抱きつき、そう言う。

「じゃぁ、皆で帰ろ。」
私は笑顔でそう答える。

「ねぇ、舞衣ちゃんと三上さんて小学校一緒なの?」

下校中に今木さんが聞いて来る。

「うん。そうだよ。ついでに言うと保育園も一緒なんだ。」

純が嬉しそうに答える。私は聞き慣れない「舞衣ちゃん」と言う言葉に、内心ドキ×2する。

…だって、今までそんな風に呼ばれた事無かったんだもん。

「良いなぁ〜。ウチは途中で転校しちゃったから、友達って言う友達が居なかったんだよね。」

うつむきながら、悲しそうに今木さんは話す。

「あっ!でもなっちゃんとは仲良いよ。」

「…なっちゃん…?」

「うん。花崎夏美。確か、舞衣ちゃんと同じ保育園だったと思うけど…。」

「ふ〜ん。」

花崎夏美…か。
よく、覚えてないんだよね…。

…てか、保育園の友達も、小学校が一緒の人しか覚えて無いし…。

「ウチは、夏美の事覚えてるよ。」

純が突然、口を開く。

「確か、ショートカットの女の子だよね?」

「うん。そうだよ。」

「やっぱり…。保育園の時良く話してたから、よく覚えてるよ。」

純って、私以外の子とは余り話さなかったと思うんだけど…。

…あっ!でも、私以外にも数人ばかし話してる人居たなぁ。
もしかしてなっちゃんって、その中の一人なのかな…?

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